Nucleus CMSを別サーバーに移行してバージョンアップのテスト
Nucleus CMSのtinyMCE編集画面でIE8だとフォントサイズが選べないという問い合わせがありました。
実際試してみたら確かにフォントサイズが選べません。
Firefoxだと問題ないんですが、IEだと8でも9でもダメ。
tinyMCEに問題があるっぽい。
Nucleusそのものをバージョンアップしたらどうだろうか思って調べたら、こんなトピックがありました。
Nucleus CMS 3.41から3.64にアップグレードする際、深刻な文字化けが発生する可能性が確認されました。
マジですか。 ('A`)
今使っているの、3.41なんですけど。
んじゃ、テストしようということで、別サーバーを用意してやってみました。
現行もテスト用別サーバーも”さくらのレンタルサーバー”です。
まず、テストサーバーで新しいDBを作って、Nucleus CMS 3.41をインストール。
その際に、テストサーバーに環境を合わせます。
次に、現行サーバーの管理画面から"DB保存/復元"でDBの内容を保存します。
内容はSQL文なので、そのままテキストエディタで見たり修正することができます。
今度はテスト用サーバーの新規インストールしたNucleusの管理画面で"DB保存/復元"でDBの内容を復元します。
プラグインの設定も復元されますが、実ファイルがないと動かないので、プラグインフォルダをFTPでダウンロードしてテストサーバーにアップロードします。
別サーバーなので、管理画面でURL等の環境を変更。
ここまでやったら同じサイトが見えているはず….あれ?
初期画面のまま。
なぜ?
MySQLのテーブルを見たら、見慣れぬテーブルが….あぁ、現行のNucleusはテーブル名にプレフックスが付いていたんでした。
ここは、config.phpの$MYSQL_PREFIXを直接書き換えてしまいます。
再読込したら、現行と同じように見れるようになりました。
さて、ここまでやったら次にバージョンアップです。
ここにある手順どおり、まずアップグレートパッケージをダウンロードします。
そして、テストサイトの適当な場所に転送して、解凍。
解凍したディレクトリにあるREADME.TXTを読んで、その指示通りにします。 但し、実行するのは1. のアップグレードスクリプトの実行だけ。
アップグレードが終わったら、アップグレード用のディレクトリを削除します。
次に、またNucleusの管理画面で"DB保存/復元"でDBの内容を保存。
保存したテキストをエディタで開いて文字化けが無いことを確認します。
このテキストは3.64用のDB変更が反映されています。
さて、確認したところ文字化けは無かったので、README.TXTの2. に従い、解凍したアップグレードパッケージのOverwritesの内容をNucleusのフォルダに上書きします。
お祈りをして、サイトを再表示…文字化けしていません。
おぉ( ゜д゜)
どうやら、元々MySQLの文字コードをUTF8にしておいたので文字化けしてなかった模様。
ついでにNP_tinyMCEを入れ替えて3.4.8にしたらIEで文字サイズの変更ができるようになりました。
でも、絵文字プラグインを使って絵文字を入れると行の先頭に飛んで行ってしまうのは直ってません。
まぁ、これは直らないよなぁ。
FireFoxで更新した方が使いやすいんですね、結局。