ワークグループのWindowsServer2008R2の共有フォルダを無条件でアクセスできるようにする

新規に導入したWindowsServer2008R2で、共有フォルダを作成したところ、クライアントからはユーザーとパスワードの認証画面が出てしまいます。

 

AD配下であればユーザーグループに共有フォルダをアクセスできるよう設定すれば良いだけなのですが、諸事情により、Workgroupでなんとかしないといけません。

今回は、以下の方法で対応できました。

  1. 管理ツールからローカル セキュリティ ポリシーを起動
  2. ローカルポリシー -> セキュリティオプションを開く
  3. アカウント : ローカル アカウントの空のパスワードの使用をコンソール ログオンのみに制限する -> 無効に変更
  4. コントロールパネル から ネットワークと共有センターを開く
  5. 左の”共有の詳細設定の変更”を開く
  6. パスワード保護共有 -> パスワード保護の共有を無効にするに変更
  7. Guestアカウントを有効にする
  8. 共有フォルダの共有アクセス許可にEveryoneを追加、フルコントロールにチェック
  9. 共有フォルダのセキュリティにEveryoneを追加、フルコントロールにチェック

これで、ドメインに参加しているクライアントからWorkgroupのWindws Server 2008R2の共有フォルダにアクセスできるようになりました。

 

試してみたところ、共有フォルダの共有アクセス許可にEveryoneを追加していなければ、アクセスは拒否されます。

 

これで一件落着….と思ったら、そうでもありませんでした。

 

クライアントはOKになったのですが、今まで使っていたサーバーからアクセスしようとしたら、認証画面が表示されます。

ユーザー名には何を入れても接続できるのですが、認証画面が出ないようにはできないという現象に悩まされました。

 

どうも原因はAdministratorのパスワードが違うことが原因らしい。

 

新規導入したサーバーのAdministratorのパスワードを現行サーバーのパスワードと一緒にしたら認証画面が出なくなりました。

 

普通はユーザーがいなければGuestでのアクセスになるはずだと思うんですが、アドミニだと違うのかぁ。

たぶんそういう事なんだと思うんですが、まぁそういった事なのでしょう。

 

ネットで調べてみると、

  • ネットワークアクセス: Everyoneのアクセス許可を匿名ユーザーに適用するを有効にする
  • ネットワークアクセス: 匿名でアクセスできる共有 共有フォルダを登録する

という事もやるように書いてあるページもありましたが、今回この2つは設定しなくても大丈夫でした。

もしかすると、これを設定しないと動かない環境もあるのかもしれません。

ダメだったら試してみると動くようになるかも。