VISTAのノートPCが遅いので調整
VISTAのノートパソコンが遅い、遅すぎるので使えるようにして欲しいという依頼がありました。
CeleronM410のノートPCです。
買った当時の状態のままだと、搭載メモリは512MBです…いや、まさかね。
PCをお借りしてメモリを確認したら、512MB増設してありました。
512MBだったら致命的ですが、1GBでも遅いのか….ということで、2枚とも外して2GBのメモリ1枚に換装しました。
早速電源を入れて状況を確認します。
思ったほど動作は重たくありません。
どうやらメモリ増設の効果はあったようです。
さて、このノートにはウイルスバスター2010が入っています。
これが原因か?
ウイルスバスターは、2010以前だと使う気にならないくらい重かったのですが、2010になってかなり改善されました。
しかしやっぱり軽い部類に入るソフトではありませんので、これが原因という可能性は否定できません。
アンチウイルスソフトは変える訳にはいかないので、Trend ツールバーを無効にしました。
安全なサイトを見ている分には問題ないはずです。
あとはVISTAの使わないサービスをバンバン止めます。
SuperFetchとかReadyBootとかWindowsSearchもVPN関係も止めます。
重いと感じるのはHDDへアクセスしていることでWindowsが反応しなくなる事が原因という場合が多いので、HDDへのアクセスを頻繁に起こしそうなサービスは無効にしてしまいます。
画面も余計な効果は不要なので、「視覚効果」を「パフォーマンスを優先する」に変えます。
あとはスタートアップで起動されるソフトで不要と思われるものを 「msconfig」 で止めるよう設定します。
ここまで作業をやってきたところで、気づきました。
HDDの空き容量がどんどん減ってる…..。
ブラウザのキャッシュを削除して、システムのTempファイルを削除して、Windows Updateの不要ファイルを削除しました。
しかしこれでも空き容量は十分ではありません。
Cドライブの「ディスクのクリーンアップ」で「システムの復元」の履歴を削除しました。
これでようやく空き容量が確保されました。
結果として、メモリ増設とサービスの停止などで、多少重いと感じますが使えるようになりました。
HDDが500GBくらいあって、メモリが8GBでも詰めるようなPCならVISTAでも良いのでしょうが、WindowsXPでちょうど良いくらいのPCだと調整しないと大変です。
買い替えるほど使っているわけでもない4~5年目のPCはちょっと厳しいですね。