無印WindowsXPの稼働中PCを仮想PCに移す(1)
とある事情があり、無印WindowsXPの実機を仮想PCに移す作業を行いました。
このWindowsXPはネットに繋がっていません。
アンチウイルスソフトは遙か昔に期限切れ。
当然WindowsUpdateなど、これっぽっちも当たっていないという凄いマシンです。
VMwareの仮想PCを作成するため、VMWare Converterを使って作業をしようとしたのですが、うまいこと行きません。
VMware Converter 5.0、4.3、4.0.1、4.0.0 全てインストールでエラーが発生してしまいます。
これは諦めて、別の手段を使いました。
結論から先に言ってしまうと
1. Acronis TrueImageでバックアップする
2. Acronis TrueImageのツールでバックアップファイルをWindowsバックアップファイルに変換する
3. VirtualPC2007で新しい仮想マシンを作り、仮想ディスクに2. で作成されたファイルを指定する
4. VirtualPC2007で作成された拡張性vmcのファイルをVMWareConverterでVMWareのファイルに変換する
という手順でVMWareで使える形式のファイルができあがりました。
簡単に書きましたが、実際には試行錯誤で作業を進めた為、結構な時間が掛かりました。
まず、VMWare ConverterはAcronis TrueImageのバックアップイメージをVMWareのイメージに変換できたはず。
というわけでTrueImageでバックアップを取りました。
次に、仮想PCを動かすPCにVMWare Converter5.0.1をインストール。
インストールしたConverterを起動して「マシンの変換」ボタンを押し、ソースタイプを「バックアップイメージまたはサードパーティ仮想マシン」を選び、「仮想マシンファイル」にTureImageでバックアップしたファイルを指定しました。
よし、こいつでようやく変換できるぞ!!!
と思って、次へボタンを押したら「ソースパラメータは無効です。」と表示されます。
どうやら、TrueImage 9か10までしか対応していないようです。
今は Acronis TrueImage 2012か2013しか手に入りません…ダメジャン orz
しかし、まだ諦めない。
Acronis True Image 2012には 「バックアップの変換」ができるツールが付いています。
これで、一旦Windowsバックアップのファイルに変換します。
すると、拡張子がvhdのファイルができあがります。
このとき、vhdのファイルが複数できることがあるようで、今回の作業は2つできました。
このvhdでVirtualPC2007の新規仮想PCを作成します。
まず、MicrosoftからVirtualPC2007をダウンロードしてきてインストール。
VirtualPC 2007を起動し、「新規」ボタンを押すと「新しいバーチャルマシンウィザード」が表示されます。
このオプションで「既定の設定を使用してバーチャルマシンを作成する」を選びます。
次に「名前と場所」を適当に入力。
「次へ」ボタンを押して、次の画面で「完了」します。
そうすると、バーチャルマシンの設定画面が表示されるので、ここでハードディスク1、2、3に先ほどのvhdのファイルバーチャルハードディスクファイルに指定していきます。
これで、「名前と場所」で指定した名前 + vmcという拡張子のファイルができあがりました。
あとは、VMWareConverterで「マシンの変換」ボタンを押し、ソースタイプを「バックアップイメージまたはサードパーティ仮想マシン」を選び、「仮想マシンファイル」にこのvmcファイルを選びます。
「次へ」ボタンを押して、「ソースファイル情報を取得しています。」と少しの間表示されて、次の画面が出たら変換先の仮想マシンの名前と場所を指定して「次へ」ボタンを押していくとVMWareで動く仮想ファイルができあがります。
ようやくVMWareで動かせる…と思ったら、ここから更にBSODで悩まされることになりました。
この解決方法は次へ続きます。